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2019.07.26

ICRCが制作 戦争体験ARアプリ『Enter the room』

ICRCが制作 戦争体験ARアプリ『Enter the room』

防災に関する世界の取り組みを紹介していきます。
第16回は赤十字国際委員会(ICRC)が制作した戦争体験ができるARアプリを紹介します。

ICRCは、AR(拡張現実)で戦争を体験できるiOS向けアプリ『Enter the room』を制作しました。

ARアプリで戦争を体験する

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今現在も6500万人が紛争に直面していて、そのうちの75%の人々は戦闘が昨今激化している都市部に住んでいます。
『Enter The Room』はARや3Dオーディオ、振動を使ってユーザーが戦争を疑似体験し、その悲惨さを感じるARアプリです。子どもの目線で描かれた物語を通じて、自宅の入り口から肉迫された1人称形式で戦争を体験することができます。紛争下の人々の日常に一歩足を踏み入れてみるというコンセプトのもと、このアプリは制作されました。

子ども部屋から感じる戦争の恐ろしさ

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『Enter The Room』を起動し、iPhoneで地面をスキャンすると、仮想空間に作られた子ども部屋への入り口が現れます。ユーザーは子ども部屋の中に歩いて入ることができ、そこからストーリーが展開していきます。
ユーザーはストーリーが進むにつれて、戦争が子どもの世界をむしばんでいき、ひとつの人生を完全に変えてしまう様子を体験します。銃撃と爆発をシミュレーションする時はiPhoneが振動し、爆発音が大きくなるにつれて振動の大きさも比例して大きくなります。

このアプリでは、ユーザーが戦争に巻き込まれる犠牲者たちのことを考え、彼らの心に寄り添う機会をつくるための、橋渡し的な存在になることを狙いとしています。

戦争に対する意識を変えるAR

今も同じ地球上で繰り返されている戦争。私達にできることは決して多くはありませんが、ARアプリでの戦争体験を通して戦地の子どもたちの現状を体感し、戦争に対する意識を変えることができます。

参考:https://www.icrc.org/en/document/when-war-hits-home-icrcs-devastating-new-augmented-reality-app