2019.08.06
AIを使って災害を予測
防災に関する世界の取り組みを紹介していきます。
第23回はカナダの大学で開発されている、あらゆる災害を予測するAIを紹介します。
カナダのアルバータ大学のでは、AIを使用して世界中の自然災害や人災を予測する研究がなされています。
衛星画像から自然災害を予測
コンピューティングサイエンス学科の教授であるIrene Cheng率いるコンピューティングサイエンスチームは、3vGeomaticsと協力してデータを収集し、品質評価を自動化します。バンクーバーに本拠を置く3vGeomaticsは、衛星画像を使用して地球の表面を調査し、土砂崩れや地震などの自然災害または人工災害の発生を示す可能性のある変化を検出します。
データ処理精度の向上
研究チームは18ヶ月にも及ぶ研究とAIの機械学習により、これまで人の手で行われていたプロセスの短縮や、データの処理速度の向上に成功しているとのことです。3vGeomaticsと大学の研究者は、今後も研究を続け監視範囲を拡大していきたいと述べています。
災害の予想に期待
AIを駆使して自然災害を予測することが可能になれば、未然に対策を取り災害に備えることができます。衛星画像データの監視も人の手では限界がありますが、AIを用いることで広範囲を監視し、データを集めることが