2019.08.01
自然災害時に命を救うアプリI-React
防災に関する世界の取り組みを紹介していきます。
第20回は災害時に命を救ってくれるアプリ「I-React」を紹介します。
ヨーロッパの自然災害対策チームは、過去10年間で自然災害により7百万人近くの死傷者と1,130億ユーロ近くの被害が発生していることを受け、災害に備えるマルチプラットフォームアプリ「I-React」を開発しています。
自然災害に関するさまざまな情報を常に収集
「I-React」は、市民保護担当者に自然災害に対応するために必要な情報をできるだけ早く提供します。さまざまな情報源からデータを収集しそれを1か所にまとめて、何が起こっているのかの全体像を提供します。アプリは衛星、天気予報からのデータだけでなく、アプリ、ソーシャルメディアや無人偵察機のユーザーからの地上の情報を集約します。
このアプリは、緊急事態に関する報告を送信したり、市民保護などのオペレーションセンターから報告を受信したりするために、市民保護担当者やボランティアだけでなく、一般の人々が使用するように設計されているとのことです。
市民保護のスピードアップ
スマートフォンを持っている人なら誰でも、プラットフォーム上で写真や情報を送信して、市民の保護が緊急事態に対応するのに役立ちます。緊急自体に言葉だけでなく画像を用いることで、状況をリアルタイムに、より正確に発信することが可能です。さらに、位置情報付きの写真や情報をアップロードすると、アプリ上のマップに反映される仕組みです。
アプリの利用で災害に備える
緊急時に言葉だけでなく画像を用いた情報を発信することで、状況をリアルに、より正確に発信することが可能です。アプリをインストールしておくことで情報をすぐ受け取ること・発信することが可能になるため、防災に繋げることができそうです。
参考:https://www.euronews.com/2019/06/03/i-react-is-an-app-that-could-save-lives-during-natural-disasters