2026.03.16
vol.30【アイクラちゃんと防災を学ぼう】「内水氾濫(ないすいはんらん)」ってなぁに?
クラウド先生!この前は「外水氾濫(がいすいはんらん)」について教えてくれてありがとう。川の水があふれるのはすごくこわかったけど……もう一つの「内水氾濫(ないすいはんらん)」って、川から遠いところでもおきるの?
いい質問だね、アイクラちゃん。実はそこが一番のポイントなんだ。「内水氾濫(ないすいはんらん)」は、川のそばじゃなくても、みんなが住んでいる街の中でとつぜんおきることがあるんだよ。
ええっ!川が近くにないのに、どうして水があふれるの?
街にふった雨は、道路のはしにある「側溝(そっこう)」や「下水道(げすいどう)」を通って、少しずつ川へと流れていく仕組みになっているんだ。でも、バケツをひっくり返したようなすごい雨が降ると……。
水を流すパイプが、雨の量においつかなくなっちゃうの?
その通り!
下水道(げすいどう)が「もうこれ以上、水を飲みこめないよ!」といっぱいになってしまうんだ。すると、行き場を失った雨水が、マンホールや雨水ますから地上に逆流(ぎゃくりゅう)して、道路にあふれ出してしまう。これが「内水氾濫(ないすいはんらん)」だよ。

「内水氾濫」の怖いところ
川が見えないからって安心しちゃダメなんだね。
そうだね。内水氾濫(ないすいはんらん)には、外水氾濫(がいすいはんらん)とはちがう怖さがあるんだ。
どこでも起きる: 川から遠い住宅街(じゅうたくがい)や、ビルが立ちならぶ街の中でもおきるよ。
すぐに水がたまる: 雨が激しくなると、あっという間に道路がプールのようになってしまうことがあるんだ。
低い場所に流れ込む: まわりより少し低くなっている道や、地下室などは特に水がたまりやすいから注意が必要だよ。
内水氾濫から身を守るためにできること
内水氾濫(ないすいはんらん)が起きそうなとき、私たちはどうすればいいの?
まずは、自分の街の「水の逃げ道」をふさがないことが大事だね。
側溝(そっこう)をそうじしておく: 道路のはしにある排水口(はいすいこう)の上にゴミや落ち葉、植木ばちなどが置いてあると、水が流れなくなっちゃうんだ。
早めに高いところへ: 道路に水がたまり始めたら、歩くのがむずかしくなる前に、じょうぶな建物の2階以上に移動しよう。
地下には行かない: 雨がひどい時は、地下駐車場(ちかちゅうしゃじょう)や地下にあるお店には近づかないようにしようね。

内水氾濫(ないすいはんらん)のこわさがわかったよ。
大雨がふったときは注意しないといけないね!
