2019.07.04
台湾教育省が子どもたちに VRを使った防災教育を実施
防災に関する世界の取り組みを紹介していきます。
第二回は台湾で行われた、VRを使った防災教育を紹介します。
台湾教育省・内務省は2018年4月、自然災害の危険性について一般の人々へ教育を促すためのイベントを開催しました。
イベントは台北の松山文化創造公園で、2日間に渡り開催されました。
VRで呼びかける土砂崩れの危険
台風が発生すると、台湾の山岳地帯では土砂崩れが多発します。
教育省のChu Nan-shyan書記長と農業省の職員Lee Chen-yang氏は、VRを通じて土砂崩れによる被害をリアルに再現。
Chu氏はVRを使用することで子供たちはどのように土砂崩れが起きるのかをより意識し、実際に災害が発生した際にはもっと注意を払うことを学べるだろうと述べています。
屋外では、子供たちが地震のシミュレーションカーに乗ったり、ウォーターホースを使って模擬火災を消すというゲームや、VRを用いた大雨シミュレーションの回廊を歩いたりして、さまざまな災害の怖ろしさを体験することができました。
防災教育にもVRを
近年、教育的観点からも注目されているVR。
教科書や映像を用いた授業だけでなくVRを通して子供達によりリアルな体験をしてもらうことによって、更なる防災教育に役立てて行くことができそうです。
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