2026.03.02
高齢者世帯のための非常持ち出し品チェックリスト
高齢者の避難では、一般向けの防災セットだけでは不十分です。身体の一部となっている道具や、健康を維持するための「替えが効かないもの」を優先して準備しましょう。
1. 命と健康を守る「最優先アイテム」
- お薬手帳と予備の薬(最低1週間分): 災害時はかかりつけ医に行けません。薬の名前がわかるお薬手帳は、代わりの薬を処方してもらう際にも必須です。
- 予備の眼鏡・老眼鏡: 避難所での掲示板の確認や、書類への記入に欠かせません。
- 補聴器と予備の電池: 放送による指示や、周囲とのコミュニケーションが取れないと、孤立や危険につながります。
- 入れ歯と洗浄剤: 食事が摂れなくなると体力が急激に落ちるため、忘れずにポーチへ。
2. 生活の質を保つ「ケアアイテム」
- おむつ・おしりふき・失禁パッド: 避難所のトイレは混雑し、すぐには手に入りません。多めに備えましょう。
- 口腔ケア用品: 災害時は肺炎のリスクが高まります。歯ブラシや口腔ケア用ウェットティッシュを用意してください。
- 消毒液・ワセリン・常用クリーム: 高齢者は皮膚が弱いため、乾燥や傷の悪化を防ぐために必要です。
3. 避難所での負担を減らす「お助けアイテム」
- ポータブルトイレ・携帯トイレ: 足が不自由な場合、夜間のトイレ移動は転倒の危険があります。
- 折りたたみ椅子やクッション: 硬い床に座り続けることは足腰に大きな負担をかけます。
- 名前・連絡先・持病を書いた「防災カード」: 混乱の中で本人がうまく説明できない場合に備え、首から下げたりポケットに入れたりしておきます。
まとめ:高齢者の持ち出し品は「身体の一部」を最優先に
高齢の方にとっての防災セットは、一般的な食料や水以上に「それがないと見えない・聞こえない・歩けない」といった身体機能を補う道具が重要です。

- 予備の眼鏡・補聴器の電池・入れ歯をひとまとめにする。
- お薬手帳のコピーは防水袋に入れる。
- 「防災カード」を作成し、常に身につけられるようにする。
まずは、今日寝る前に「枕元のポーチ」へ眼鏡や薬の予備が入っているか、確認することから始めてみてください。
