2019.07.05
紛争の恐ろしさを訴えるVR映画「The Right Choice」
防災に関する世界の取り組みを紹介していきます。
第三回は赤十字国際委員会(ICRC)が制作したVR映画「The Right Choice」を紹介します。
世界中で5000万人もの人々が都市部の紛争の被害に遭っています。
ICRCは世界中の人々に向け、紛争体感型VR映画「The Right Choice」を制作しました。
地球上で今なお続く紛争の恐怖
「The Right Choice」は、紛争を経験したことのない世界の人々に向けて、紛争の様子が現地でどのように見えるのかをより深く体感・理解するためにGoogleのDaydream Impactプログラムのサポートを受けて制作された新しいインタラクティブなバーチャルリアリティ映画です。
都市の戦いや紛争が激化している場所での市民生活の保護は、ICRCの重要な役割です。
「The Right Choice」を通して視聴者に戦地の現状をVR映像でリアルに体感してもらうことで、戦場に閉じ込められた人々の現状を知ってもらい、共感を得ることを目的としています。
VRを活用した認識への期待
ICRCは世界中のイベントや公共の場でVRを実際に体験したユーザーにアンケートを実施することで都市紛争に対する人々の認識についてもっと理解深め、VRがどのように行動に影響を及ぼし、紛争の影響を受けた人々に対しての共感を構築することができるかのデータを収集し、今後の活動にも役立てています。
VRから学ぶ世界の現状
先進国である日本に暮らす私達にとって、紛争は身近なものではありません。
体感型VR映画は、実際に現地を訪れる機会の無い人々にも紛争の恐ろしさや、今尚紛争が繰り返されている地域があり多くの苦しんでいる人々がいるということを教えてくれます。
今後もVRは、さまざまな世界情勢を知らせてくれるきっかけの一つとなりそうです。
参考:https://vrscout.com/news/the-right-choice-daydream-impact/
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