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2019.07.22

Googleとハーバード大学による地震後の余震を予想するAIの研究

Googleとハーバード大学による地震後の余震を予想するAIの研究

防災に関する世界の取り組みを紹介していきます。
第12回はGoogleとハーバード大学が共同で開発中の余震を予測するAIを紹介します。

GoogleのAI部門とハーバード大学の研究者は、大地震の発生から1年後までの余震の位置を予測することができるAIモデルを作成しています。

余震を予測する取り組み

aftershocks_3d

地震は最初に「本震」が起き、その後「余震」が複数回にわたって続きます。通常、余震は本震よりも震度が小さなものとなりますが、タイミングによっては復興に向けた活動を著しく阻害することがあります。しかし、余震が発生するタイミングとその規模を正確に予測するのは困難です。
そこで、ハーバード大学の卒業生であるPhoebe DeVries氏は、Googleで働く機械学習の専門家たちとチームを組み、余震の発生場所をディープラーニングを用いて予測することに挑戦しています。まだ研究は途中の段階にあるそうですが、DeVries氏はこれまでの研究結果を科学誌のNatureで公表しています。

これまでの地震のデータベースを用いた研究

このAIモデルは、約200件の主な地震とそれに続く13万の余震についてのデータを学習しています。今回の研究に活用された地震データベースには、1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震に関するデータも収録されています。
このようにして作られた余震発生場所に関する予測モデルはまだ高精度の予測を実現できていませんが、将来的には地震発生時の避難計画に利用されることが考えられています。

被害を拡大する余震に備える

大地震のあとに注意しなけれなならないのが、複数回に渡り発生する余震です。余震は救援活動を阻害したり、時には被災者に恐怖を与えます。AIを用いて正確に余震を予知することが可能になれば、地震の後の復興活動をより安全なものにしたり、被災者のメンタルケアにもつなげる事ができそうです。

参考:https://www.blog.google/technology/ai/forecasting-earthquake-aftershock-locations-ai-assisted-science/

Category AI 世界の防災対策 

Tag AI 共同開発 地震