2020.06.23
災害を未然に防ぎ、訓練の危険を減らす。ガス技術者のVRトレーニング。
人為的に起こってしまう災害は、未然に防ぐことが重要です。危険物の誤った使用で火災が起こってしまうこともあります。ガス技術者のトレーニングセンター(GATC)は、VRを活用したトレーニングに目を向けました。ガス技術者のトレーニングは、リスクの多い環境では爆発などが予想され大変危険です。GATCは、研修生やインストラクターがミスをしても身体的な影響を与えない、安全なソリューションを必要としていました。今回はそのGATCでのVR利用についてご紹介します。
誤った選択でどうなってしまうのかまで体験
GATCは、VR技術により、安全で制御された環境で危険な状況をリアルにトレーニングすることができます。CEMETと共同で作成されたソフトウェアには、2つのシナリオがあります。1つ目は、ケーブルの破損、ガスの火災、ガスのホブなど、ガスの危険性があると思われる家庭用品についての知識を高めることです。2つ目のシナリオは、危険時に安全を確保するために行う一連の動作です。これには、窓を開く、ガス供給をオフにするなど、実際に身体を動かして行うものがあります。万が一間違った選択をしてしまった場合、実際には大きな災害につながる可能性もあります。VRトレーニング方法により、訓練生は自分の決定がどれだけの影響を及ぼすかも同時に学ぶことができ、より深く学習することが可能です。
火災や事故のリアルな体験で災害意識を高める
今回は、ガス技術者のトレーニングセンター、GATCで行われているVR活用についてご紹介しました。ガスの使い方は一歩間違えれば大きな火災につながりかねません。実際にガスの間違った使用により火災が発生しているケースも少なくなく、間違った使い方をするとどうなってしまうのかなどをVRで体験できると災害意識も高まるのではないでしょうか。弊社では、防災VRや防災ARといった、地震や火災を体験できるVR/ARを提供しております。ご相談やご質問など、お気軽にお問い合わせください。
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