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2020.01.09

パイロットなしの一人用ドローン型救急ヘリコプター

パイロットなしの一人用ドローン型救急ヘリコプター

近年、あらゆる分野でAI化や機械化が活発になり、今までには想像もできなかったアイデアが次々と生まれています。こちらの防災ブログでは、そのような様々なアイデアをご紹介していますが、今回もその一つである「ドローン型救急ヘリコプター」をご紹介します。

生存率から見る迅速な救助の重要性

命が関わる緊急事態時、生存の為には素早い処置が必要です。例えば事故などにより心肺停止してしまった場合、一分毎に生存率は7〜10%低下します。心肺停止から救命処置がされずに五分経過した頃には、半分の人が命を落としてしまいます。その為、その場にいる人の心肺蘇生法などによる救命処置はもちろん、救急車がすぐに到着することも必要とされます。しかし、道路の混雑や交通量の多い場所への到着には時間が掛かってしまうのが現状です。より早く救助活動を行えるように、ドローン型救急ヘリコプターは考えられました。

パイロットなしのドローン型救急ヘリコプター

ドローン型救急ヘリコプターはクワッドコプターをモデルとし、アメリカのテキサス州にあるargodesignによって考えられました。こちらの救急車にはパイロットが必要なく、GPSでの操縦ができます。中にはベッドが用意され、緊急処置の為に救命救急士が一人乗れるスペースがあるようです。サイズはコンパクトカー程のサイズのようで、ドクターヘリが着陸できない場所や交通量の多い道路など、ほとんどの場所へ着陸することができます。

未来の救助の形に期待

ドローン型救急ヘリコプターは、より良い救急車をつくりたいという思いからまずは自動運転に着目し、ブレーンストリーミングを重ねてドローン活用へと至ったそうです。こちらはデザイン段階ではありますが、様々なアイデアが出されている現在だからこそ、未来にはどんな救急ヘリコプターが実用化されるのか楽しみです。

参照:https://www.design-inspiration.net/inspiration/argo-design-drone-ambulance/