2019.08.08
洪水を予測する”新たな天気予報”
防災に関する世界の取り組みを紹介していきます。
第25回は、世界が注目の天気予報システム紹介します。
ボストンとテルアビブを拠点とするスタートアップ「ClimaCell」は、IoTなどのさまざまな方法で気候データを取得する方法により正確な天気予報情報を提供しています。
様々なIoTを利用して天気を予測
度々起こる豪雨や洪水。この問題を解決するために、イスラエルの3人の若い起業家がClimaCellを思いつきました。ClimaCellはスマホや車、ドローンなどの日常のデバイスを環境センサーとして使用することで膨大なデータを集め、人々に今後の洪水を警告するための正確な天気予報を提供します。ClimaCellが予測する天気予報は従来の天気予報と比べて、60%以上も正確だといいます。
政府機関とも連携 目指す
ClimaCellが新たに提供するアプリでは、あらゆる地域で発生する洪水を予測し警告してくれるアラート機能の開発が進んでいるようです。さらにSMS警告とは別に、ClimaCellは国内外の大手企業とも協力し、連邦および地方政府と協力して損害を軽減することを計画しています。 緊急管理当局も協力し、蓄積された降雨量などの暴風雨後のデータを共有することで彼らを支援しているとのことです。
災害現場で活躍する馬型ロボット
天気予報が今より正確なものとなり事前に洪水や豪雨などの災害を事前に予測することができれば、未然に対策を取り被害を減らすことができます。今後も予測の精度を上げ、災害予測・防災に役立ててほしいですね。