2020.01.08
緊急車両の全てを一台に搭載した、水陸両用の緊急救助車両。
地震や水害などの自然災害から車両事故などの人為災害と私達は常に様々な災害と隣り合わせで生活をしています。災害発生時、それぞれに対応した緊急車両の出動や救助措置が取られますが、救急車が浸水場所を通れなかったりと環境による問題があるようです。今回は様々な災害に一台で対応できるArgonautという救助車をご紹介します。
様々な種類の緊急車両
現在、緊急用車両には様々な種類があります。日本を例に挙げると、消防車、救急車、レッカー車、事故処理車、また緊急車両ではないですが、瓦礫処理にクレーン車、水上にはレスキューボートや消防艇などが使われています。
このように様々な種類がある緊急車両ですが、Argonautは一台に全ての機能を搭載させました。
全てを一台に搭載したArgonautの機能
Argonautは水陸両用の、緊急救助に特化した車両です。デザイナーのVolodya Domaretskiiによって考えられました。実用化はされていませんが、考えられた機能は素晴らしいものです。
まずArgonautは水上用のスクリュー推進機と陸用のホバークラフトを搭載しており、水上でも陸でも難なく走ることができます。エンジンにはソーラーパネルとディーゼル燃料のハイブリットエンジンを使用、車両は建物の倒壊した場所や浸水区域、火災現場、あらゆる地形の場所を走ることができます。モジュールは着脱可能で、瓦礫を処理するクレーンや、火災現場へのポンプ、事故車両用のレッカーなどいくつものモジュールに付け替えることができます。
この一台で、様々な災害場所に対応することができ、捜索や救助に役立ちます。
Argonautの実用化に期待
今回は水陸両用の緊急救助車両、Argonautをご紹介しました。
救助ではスピードが命とされています。モジュールの付け替えなどの時間を考えると実用化にはまだまだ問題点の改善が必要とされそうですが、今後のさらなる改善と実用化を期待しています。
参考:http://www.tuvie.com/argonaut-search-and-rescue-amphibious-vehicle-by-volodya-domaretskii/