2019.09.19
スマートフォン版ため池防災支援システム
地震・豪雨時に、ため池が決壊するという二次被害も起こります。
その危険度をリアルタイムで予測する事例を紹介します。
震災での経験を通して
震災時に、ため池が決壊したことで尊い命が失われた際、
ため池の決壊に関する危険情報が十分に伝達されなかったということがあったそうです。
二度とこのようなことが起こらないように対策が必要だと考えられました。
旧システム(ため池防災支援システム)との違い
全国のユーザーからアンケートを収集し、新たな機能の追加、ユーザーインターフェースの抜本的な改良が行われ、
自治体職員の方が使いやすいようになったようです。
また、災害時の緊急復旧の参考となるように、災害時の情報を保存しておいて後から閲覧できる、予測情報をメール配信する、ため池に設置される観測機器のデータが取り込める、などの機能が追加されています。
現在、全国の都道府県および市町村に、ユーザーIDを配布して、試験的な運用を行っています。
ため池に対する意識の向上
豪雨や地震に対して意識が向き、経験や体験がある方でないと、
「ため池が決壊するかも」というところまではなかなか意識ができないかもしれません。
このシステムが普及し、ため池による二次被害が減るといいですよね。