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2019.12.24

より多くの命を救うトリアージ自動化ベスト

より多くの命を救うトリアージ自動化ベスト

「トリアージ」という言葉をご存知でしょうか。主に救急医療の現場で使われる治療の優先度を判断する手法です。これにより、一人でも多くの患者を救うことが可能となりますが、素早く正確に判断をすることがとても難しい手法でもあります。今回は、そんなトリアージの判断速度と救助効率を上げるために開発された、Core Patient Recovery Vestをご紹介します。

救助に於けるトリアージとは

トリアージは自然災害や列車事故など大規模な死傷者が出てしまった際に、限られた救助隊でより多くの命を助ける為に実行されます。
救助優先度を緊急性と重症度に応じて患者を4つの区分に当てはめます。判断基準として、歩行ができるか、自発呼吸があるか、呼吸回数、血液の循環状態、簡単な指示に応じるかの5項目を、一人あたり約30秒程で判断します。しかし、正確な判断は非常に難しく、例えば多くの人を救いたいと救助優先度を過度に上げてしまうとトリアージの意味がなくなってしまい、反対に誤って優先度を下げてしまうと救える命を救えなくなってしまいます。
このように、迅速且つ正確な判断をするのが難しく、人の命に関わるトリアージは救助隊の精神的な負担も大きくなります。

Core Patient Recovery Vestによるトリアージの自動化

このトリアージを効率化させようと考えられたのがCore Patient Recovery Vestです。このベストにはセンサーが組み込まれており、バイタルを測定し、パネルには患者の心拍数、呼吸数、体温を常に表示し続け、その情報から自動でトリアージを行います。ベストは優先度が高い患者から赤、黄色、緑の順で光り、救助隊が一人一人に時間を割かなくても優先度は一目瞭然となります。
また大勢の患者を4つの区分に分けるので、その中でも優先度が大きく違うことがありましたが、ベストはリアルタイムで優先度やバイタルを表示する為、優先度が急に上がった場合には素早く気づくことができます。
Core Patient Recovery Vestによりトリアージ作業は効率化され、より迅速な救助、多くの命を救うことに繋がります。

救助隊への負担軽減の為に

現在日本ではトリアージに関する明確な法律がないようです。その為判断ミスによって命を落としてしまった場合、判断者は過失責任を取らなければならない可能性があるそうです。トリアージが自動化されることによって、救助隊の方への作業や精神的な負担が少しでも減るといいですね。
また、大災害時には全ての人に救助が来るわけではありません。限られた救助隊がより多くの命を救えるよう避難場所の確認や非常食の確保など、普段から自分で出来ることを実践して、自分で守れる命は守るということを徹底していきましょう。

参考: http://www.tuvie.com/core-patient-recovery-vest-performs-automated-triage-to-reduce-paramedics-workload/

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