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2019.12.11

「歩く車」で広がる救助活動の可能性

「歩く車」で広がる救助活動の可能性

近年頻発している地震災害や土砂災害などでは瓦礫や土砂の影響で交通網が麻痺してしまう為、消防車などの一般的な車両の現場への侵入困難となります。そのような場所を、足のように”歩いて進む車”があったらいかがでしょう。
今回は韓国の現代自動車(ヒュンダイ )が発表したコンセプトカーをご紹介します。

ヘリコプターレスキューの現状

現在、車両の侵入が困難な場所での救助活動はヘリコプターで行われる事が多く、条件が整っていれば直ちに救助に向かう事ができます。しかし、ヘリコプターは決して万全ではなく、救助の際の落下事故も起きています。また救助へ向かえない場合も多くあり、例えば山岳レスキューの場合は山に雲がかかっていれば救助へは向かえません。風や雨が強いような悪天候時、夜間の飛行も禁じられています。山岳レスキューでは実際に救助活動中の二次災害事故も多く起きています。

ヒュンダイが発表した「歩く車」

2019年1月にラスベガスで開催された「CES 2019」。世界各国から最新の電気製品が集まる最大級の展示会でヒュンダイが発表したものが、こちらの「歩く車」です。プレゼンテーションでは、車であり脚であり、車とロボット、火星探査機を融合したような理想のマシンだと紹介されました。

瓦礫の上も這い登って進める

一般的な車のような形状で高速で走るかと思えば、その”脚”をぐんと伸ばすと、複雑な地形をトレッキング、川を渡ったり、瓦礫の上を這い登ったりも可能になります。車輪は自由に方向を変えられ、横向きにすれば滑り止めとなって雪や氷の上も走行可能です。
上部のユニットは差し替える事ができ、救助活動はもちろん玄関から階段を登ることもできる為、車椅子や足の悪い方へのタクシーとしても活用できます。

自分でできる対策はしっかりとする

こちらはコンセプトカーとして発表されているもので、自律走行をするのか人間の制御で動かすのかなどは明言されていません。実際にロボットを自律走行をさせることは現在の技術では極めて難しいそうですが、この車が実際に活躍するようになれば救助活動の際の事故が減少し、車両侵入ができない場所での救助活動スピードもかなり上がるのではないでしょうか。
現在では、山岳などの災害や二次災害の危険性が高い所へ行く際は、ヘリコプターやレスキュー隊へ、自分が救助者だということを伝える為の合図方法などの知識をしっかりとつけることが大切です。

参照:https://www.yankodesign.com/2019/01/04/hyundai-is-building-a-walking-car/